頭痛には片頭痛、変則的な頭痛などのタイプがあり、タイプ別に原因もある程度分かり解消法もありますが、それでも予測のつかない頭痛もあるので要注意です。
普通「頭が痛いなあ」と疲れてくると思うのは7から8割がたが緊張型頭痛だそうです。悩みがあったり疲れたりが精神的なストレスとなり、自立神経が働かなくなるために起こるもので、これが進むと吐き気がしたり情緒不安定になったりします。しかし不安材料を解消してあげることで痛みから解放される場合が多いそうです。
頭痛の看護として家庭でもできる事を知っておくことをオススメします。氷まくらや氷嚢で頭を冷やすこと。軽いものであれば熱が出た際使用する冷却シートを額に貼って様子をみること。廊下の足音、話し声やテレビの音やドアを開け閉めする音などには、注意を配ること。日光や照明器具の光が直接目や顔に当たらないようにすることなどです。
そして頭痛でも脈打つようなズキンズキンと頭の片側にくる痛みは、「片頭痛」と呼ばれるものです。これは女性ホルモンの関係で起こり、排卵日や月経2・3日前くらいによく起こるので女性には覚えがあるはずです。
さらにズキンズキンと痛むのに加え「めまい」が起こるものに対しては要注意です。頭痛とめまいを同時に併発し、言葉が上手く出てこなかったり呂律があきらかに回っていなかったりした場合注意しなければいけないのは、脳梗塞の疑いです。速やかに医師の診察を受ける必要があります。
もう一つ頭痛とめまいが同時に起こる人で注意しなければいけないのは、血圧の高い人かどうかです。脳卒中や脳出血を前提とした警鐘である可能性もあります。高血圧症で血圧を下げる薬を服用している人でも頭痛やめまいの症状が出る場合もあります。
自分の「頭痛度」をよく注意してみて、どのタイプに当てはまるのかを日頃から知っておくと緊急の場合の予知として分かる場合もあります。早めの医師への相談と治療で大事にはならずに済みます。