春になると冬に流行した風邪やインフルエンザも治まり、温暖になってくると発生する病気に注意する季節となります。とかく普通一般の人でも体の調子が狂ってくる時期で「体がだるい」「眠い」「めまいがする」「鼻がむずむずする」といろいろな症状が出始めます。在宅で看護をしている方や各医療機関で看護にあたる方も春は春の病気への対策を考えていることでしょう。
主治医に以前話しを聞いたところによると、春は冬の寒さに体が慣れてしまっていたのが暖かくなるにつれて体が自然と動くようになりつい無理をすることが多くなるので、その分体に負担がかかってくると発症するタイプの病気が多いと言われていました。
さらにこの時期は健康診断も行われるので、気づかなかった体の異常や病気が判明する場合もあります。
春は気候もよくなり晴々とした気持ちになる時期なのに、なぜか毎年一番憂鬱な時期となってしまいます。
まず春に多いのが、「花粉症」で鼻水や目のかゆみに泣かされます。花粉症の治療に特効薬はなくとも症状を緩和してくれる治療や薬の開発で、以前よりは改善されてきています。がしかしその薬も問題が発生する場合もあり、使用時は医師に相談するか自分の体調管理をしっかりすることが必要です。
また「春は眠い」です。とにかく眠くて仕方のない時があります。暖かくなってきたからという理由だけでなく、治療の為に飲んだ薬のためでもなく他の原因で眠い場合も考えられます。あまりに眠い場合は一度、医師に相談してみることをおすすめします。睡眠障害も考えられたり他の病気の場合も考えられます。
他には「麻疹(はしか)」の流行があります。近年特に麻疹の流行の話しが春先多くなり、妊婦さんや妊婦さんのいらっしゃるお家では、家族で対策を講じている方も多いと聞きました。進学や就職で人の移動が多くなり、特に人の集まる学校での流行が多いと聞きます。こういった場所で患者が増えるのは、感染症ウイルスが空気感染するので予防が非常に困難だからです。
その他、埃っぽい時期でもあり目の異常や花粉症関連で耳の異常も発生し、耳鼻科はこの時期満杯状態で行くと必ず長く待たされます。